【希少】チボリオーディオ HENRY KLOSS MODEL THREE ラジオ 75年に発売、ネット上では¥21800という情報が2、3出ていますが、本モデル単体のカタログが有り、其れを見ると74年発売、¥19800というのが正しい様です。BCLブームはソニーICF-5800のビッグヒットで既に始まっていましたから、三菱もおっとり刀で参入を目指したのでしょう。当時は通信機にしか使われていなかったダブルスーパーヘテロダインという回路をこのクラスでは初めて採用し、特に短波の感度、選択度に秀でている、というのが売りだった様です。発売時点では不人気モデルは現在は幻の逸品と言う評価になるのが常らしく、このモデルは幻の傑作という扱いでオークションでも落札は至難、かつ高価です。が、レバー式のバンド切り替えに故障が出る事が多く直すのは至難です。まあそれもあってさらにレア物となり評価が上がるのでしょう。面白い物です。この個体はその視点から見ると落札価格は高かったものの、全体状態の良い希少品です。外観は相当に綺麗です。アンテナは根本から取れており、代替アンテナは可成り短くなっています。ポップアップは一応効きます。更に背面の電池蓋をこじ開けると何と腐食しまくった電池が残っていました。液漏れは可成り酷く、少し離れたネジ迄腐食させており、この為ネジが回らず、やむ無く新たにネジの頭に十字を切って無理矢理回しました。この為ネジの部分に十字のカッター跡が残ってしまいました。電極は市販のスプリングから自作しましたが、オリジナルの様なテンションは出ません。勿論電池は使えますが。このクラスでは唯一の凝った回路を売りにするだけありSW、AMの感度、選択度共に非常に良いと思います。クラス水準以上、流石は自衛隊御用達の三菱製、でしょうか。更にFMも全く不満の無い極めて良い音です。3バンド共通でSNが極めて良いのは特筆すべきでしょう。面白い事にパイオニアの10cmアルニコスピーカーを使っています。良いモデルですがデザインが異様で、黒く大きく重く、2001年宇宙の旅のモノリスか水木しげるの漫画のヌリカベの様です。でも段々良くなる法顕の太鼓でもないのでしょうが、見慣れると割と魅力的?です。外観上もキズは殆ど有りません。この状態ならコレクター垂涎の一台でしょうか。自作ACコード付きです。お届け翌日迄、評価前の買い手責任外の不具合には返品を含めて対応します。